【木工DIY】初心者が最初に買うべき道具、買わなくていい道具

DIY

「木を使ったDIYをはじめたいけど 最初に何を買ったらいいのか わからない。やっぱり電動工具が必要?」

こんな疑問にお答えします。

DIYをやるメリットとして、安く済ますことができる、市販にはない自分が欲しいものが手に入る、というのがあります。

なので 初期投資を最小限に抑えつつ、十分なクオリティを出せる道具を厳選して紹介します。

 

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何をつくるのにも使う道具

木工の道具の中には つくるものによっては必要ない道具もありますが、ここで挙げる道具は何をつくるにも必要な道具です。

 

ソーガイド

基本中の基本、のこぎりで木をまっすぐ切るのに絶対必要な道具です。

ソーガイドシリーズは 下記の通り 3種類あって、全て のこぎりとセットになってます。

ソーガイドについての詳細は以下の記事をどうぞ。

 

ソーガイド

のこぎり:標準サイズ(刃渡り 265mm)

カット角度:90度、45度

 

ソーガイドF

のこぎり:標準サイズ(刃渡り 265mm)

カット角度:0~90度 無段階調整

 

ソーガイドミニ

のこぎり:ミニサイズ(刃渡り 175mm)

カット角度:90度、45度

 

3シリーズの特徴としては、

シンプルで標準サイズのソーガイド、適用範囲の広いソーガイドF、小さく扱いやすいソーガイドミニ、といった感じで、選び方は下記を参考にしてもらえれば。

  • どれかひとつだけ選ぶなら ソーガイドF
  • 初期投資をなるべく抑えたいなら ソーガイド
  • 木工を長くやりそうなら 最初にソーガイドミニを買っといて 後でソーガイドF

 

 

追記(2020/1/22)

ソーガイドシリーズの 4種類目、ソーガイドベストが発売されました。

ただ、結論としては これまでの 3種類でいいかなと。

その理由を以下の記事で解説してます。

 

電動ドリルドライバー

木材の接合には ネジかダボを使いますが、どちらの接合でも電動ドリルドライバーを使います。

接合についての詳細は以下の記事をどうぞ。

 

ダボを使った接合は 素人にもできて、見た目、強度ともに優秀なので、メインの接合方法になります。

ダボ接合には 穴あけが必要なので、ドリルが必要なのはわかると思います。

疑問に思うかもしれないのが ネジを締めるのに 電動ドリルドライバーが必要かというところ。

ネジを締めるだけなら手回しのドライバーでもいいんじゃないかと思いますよね。

ですが 30mmくらいのネジを 木に打ち込むのは想像以上にハードです。

それが数本ならまだしも、棚とかを作るとすると 20本以上は余裕で使うので、電動ドライバーは必要です。

 

選び方は 締め付けトルクで選びましょう。

なるべく締め付けトルクが大きいものがいいですが、10N・m以下は やめておいた方がいいです。

理由は 穴径が10mm以下なら 締め付けトルクが小さくても問題ないですが、20mm以上の大きな穴をあけようとすると パワーが足りなくて回らないからです。

 

ドリルビット(ドリルの刃)は 木工用のもので 6mmと 8mmがあれば 8割方いけるので、最初はこの 2本で 必要に応じて増やしていけばいいと思います。

ドリル関係については以下の記事も参考になると思います。

 

クランプ

ソーガイドの固定と、木材をボンドで圧着するのに必要です。

クランプは多ければ多いほどいいんですが、作るものによりますが、200mm 2本と 500mm 2本あれば だいたい いけるかと。

必要に応じて少しずつ増やしていけばいいと思います。

 

クランプの種類としては 幅の調整が素早くできて、締め付け力も高い Fクランプ(Lクランプともいう)が一番使いやすいです。 

長めのクランプは使用頻度が高くないので安いやつでいいと思いますが、短いのは結構使用頻度が高いので、ちょっといいやつ(締めやすかったり、スライドがスムーズだったりする)をオススメします。

 

Cクランプは あまり大きなものは挟めないし、ハンドルを回すのがめんどくさ過ぎるので、ほぼ使わないです。

 

クイックバークランプというレバーを握るだけで締められるクランプがあります。

Fクランプほど締め付け力はないんですが、片手で締められるので ソーガイドの固定とかで 手軽に使えるので ひとつ持ってると便利ですよ。

あと あまり使う機会がないかもしれませんが、向きを変えて 締めるのではなく 広げるのにも使えるので、そのことを覚えておくと役に立つときが来るかも…。

 

替刃式やすりと サンドペーパー320番

カットした断面を滑らかにしたり、角を丸くするのに替刃式やすりを使います。

替刃式やすりについては以下の記事をどうぞ。

サンドペーパーは 番手が 小さい方が目が粗くゴリゴリ削れて、番手が大きい方が目が細かく滑らかに仕上げることができます。

高いものじゃないので 80、120、240、320と そろえてもいいですが、私が使うのは ほぼ320だけです。

理由は 替刃式やすりで 面をある程度 整えて、320番のサンドペーパーで仕上げる といった使い方だからです。

よく 仕上げに 240番が使われるみたいですが、少し粗い気がします。特に塗装で面を滑らかにするときには。

 

測定関係の道具

最初の道具を揃えるときに 切断、切削の道具を優先しがちですが、測定関係の道具も超重要です。

特に次の 3つは必須です。

  • さしがね
  • コンベックス
  • ノギス

 

この 3つの重要さについては 以下の記事に書いてます。

 

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あると便利だけど最初は一旦保留でいい道具

なくても大丈夫だけど、作業効率が上がったり、仕上がりが良くなったり、出来る事が増えたりする道具たちです。

 

鉋(かんな)

職人さんが シャーっと 透けるような薄さで削る姿には憧れますが、最初にいっておくと あれは無理です。

刃の調整、台直し、刃を研ぐ技術が高次元で揃ってはじめて出来る事なので。

じゃあ素人には必要ないかというと そんなこともありません。

職人さんが鉋で仕上げると、サンドペーパーで仕上げたよりもツルツルに仕上がるから鉋掛けをするんですが、素人の使いどころとしては

  • 角を丸める
  • 木口の面修正をする

この ふたつです。

そして、替刃式の鉋なら刃を研ぐ技術も必要ないので 素人でも十分使える道具になります。

 

使いどころ1:角を丸める

切りっぱなしの木口は角ばっていて 当たると痛いので 丸めることが多いですが、これをヤスリで丸くしようとすると、デコボコになります。

やすりだと細かい往復を繰り返すのに対して、鉋は 1回で端から端まで厚さ均等に削るのでデコボコになりません。

はじめに 角に鉋を 45度で当てて 5回、次に 20度で当てて 2回、その次に 70度で当てて 2回 とかって決めてやると、全ての角を同じ丸さにできます。

 

使いどころ2:木口の面修正をする

SPFのように節のある木材や、集成材のように途中で目が変わる材料は そこで止まってしまうので鉋を掛けられませんが、合板の木口はスムーズに削れるので、合板の場合はちょっと長めにカットしておいて、鉋で精度を追い込むといったことができます。

 

スコヤ

直角の線をひくときに、さしがねだと 使い慣れないうちは ずれて直角になっていないことが わりとあります。

理由は さしがねをたわませて 木材に当てるので ズレることがあるし、さしがねの 鉛筆を当てる部分が木材から浮いてしまうので、鉛筆の角度によって線の位置が変わってしまうからです。

 

それに対して スコヤは木材にピッタリ当てられるのでズレません。

さしがねでひいた直角の線は信用できないけど、スコヤでひいた線は信用できます。

さしがねかスコヤどちらかひとつを選ぶなら さしがねだけど、スコヤの安心感も欲しい。

45度も測定できるものが 一人二役なので おすすめです。

 

鋸ヤスリ、挽き廻し鋸

角を丸くしたり、曲線カットしたりするのに 使います。

木工で圧倒的に おすすめする ヤスリは 2つだけ【他はいらない】 でも紹介してますが、鋸ヤスリは刃が のこぎりのようになっているヤスリで ゴリゴリ削れるので、角を大きめの半径で丸くしたいときに使うと 効果的です。

 

挽き回し鋸(ひきまわしのこ)は曲線カットができる のこぎりです。

幅が 8mm程しかなく、アサリも通常より出ているので、切っている途中で方向を変えることができます。逆にまっすぐ切るのは難しいです。

10mm程度の穴をあけておいて、そこから挽き回し鋸でカットすれば板の中央に窓をあけることもできます。

 

ダボドリル、アサリ無し鋸

見える箇所だけど 幅が広すぎてクランプできないときなどは ネジを使わなきゃいけないこともあります。

そういったときに、穴を浅くあけておいて、そこにネジを打ち込み、最後に穴を木栓で塞げば、ネジ頭が見えないので 見た目をそれほど損ねません。

この接合に必要な道具が ダボドリルとアサリ無し鋸で、ダボドリルで木栓を作って、アサリ無し鋸で埋めた木栓の頭をカットします。

 

詳しい手順は以下の記事をどうぞ。

 

ストッパー付き直尺

 

穴あけの目印に 端から 10mmとか、決まった距離の線を いくつも書くとき等 あると地味に便利。

 

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買わなくていい道具

一見 必要そうに見えるけど、使わない、使えない道具たち。

 

電動工具(丸ノコ、ジグソー)

木をまっすぐ切りたい、精度よく切りたいと思ったときに 思い浮かぶのは 丸ノコ、ジグソーなどの電動工具じゃないですかね? 

のこぎりだとまっすぐ精度よく切れないという先入観があると思います。

ですが、この記事の一番最初に書いたソーガイドがあれば 誰でも まっすぐに切れます。

というか電動工具でも定規のようなものを当てて切らないと まっすぐ切れないので、やってることは同じで 動力が 電気か 人力かの違いでしかありません。

そうなってくると、電動工具は 危ない、騒音、高価などのデメリットが目立ちます。

大量にカットする必要が出てきたら使うかもしれませんが、逆にそうならないかぎり必要ないでしょう。

 

ホールソー

大きな穴をあける道具なんですが、私の使ってる締め付けトルク 12N・mのドリルでは、力が足りなくて 小さい径のものしか 回らないです。

締め付けトルク 30N・mとかのドリルなら 回るかもですが、回ったとしても精度が悪い。

のこぎりのようにアサリが付いてるからですかね。

大きめの穴をあけるなら フォスナービットの方がいいです。

締め付けトルクは 12N.mでも回るし、精度もいいので。

 

ドリルガイド

自作ドリルスタンドを作る前の、本当に木工を はじめたばかりの頃に使ってました。

一応 垂直に穴は開くのでそれなりに使ってたんですが、台座がプラスチックで滑るので ズレます。

木口に穴をあけるときは 特に木目に流されて 全然精度が出ません。

 

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道具を揃えて木工をはじめよう

というわけで、木工をはじめるのに 絶対必要な道具、あった方がいい道具、必要無い道具をまとめました。

絶対に必要な道具をもう一度のせておきます。

  • ソーガイド
  • 電動ドリルドライバー
  • クランプ
  • 替刃式ヤスリ
  • サンドペーパー
  • さしがね
  • コンベックス
  • ノギス

初期投資にそれなりに かかりますが、すぐに回収できます。

例えば キャンプで使うために作った六角テーブルは塗装込みの材料費が 4000円くらいですが、市販の 木製六角テーブルは だいたい 2万円くらい。

一発で ほぼ元が取れます。

それでも初期投資を抑えたいとしたら、ソーガイドと電動ドリルドライバーだけ買って、あとは 100均という手もあります。結局 後で買い直すことになると思いますが。

自作は コスト面でもメリットがありますが、やはり 自分が欲しいもの、オリジナルのものを作れるというのが 一番の醍醐味です。

今回 紹介した道具を見てもらえれば 特別な高価な道具は必要ないことがわかると思います。

それに職人のような技術を必要とする道具はひとつもないので 誰でもできます。

木工は一度覚えれば一生役に立つので ぜひ道具を揃えて木工をはじめましょう!