キャンプでは 地面が濡れてたりして 物を直接置くのはためらうような場所も結構あるので、棚は わりと必須ですよね。
軽い朝ごはんを作ったりする作業スペースや、洗って濡れてる食器類を置く場所も欲しかったので、これらをまとめて解決する棚を自作しました。
もちろん キャンプ用なので、折りたためて できるだけ軽量に仕上げました。
自作キャンプ棚の完成イメージ
棚のサイズ:高さ
高さは85cmです。
一般的な家庭のキッチンの高さが 85cmなので、立った状態で作業がしやすい高さになってます。
棚のサイズ:幅・奥行
天板の長さは 脚の長さに合わせて85cmです。収納時のおさまりがいいからです。
天板の 奥行 30cmは 狭すぎず広すぎずの寸法です。ガスコンロとか 収納コンテナとか30cm以下のものが多いので。
手持ちの物を測ってみてください。 30cm以下のものが多いはずですよ。
棚の組み立て方
脚の上側の蝶ネジを外して足を開きます。
![](https://h110.info/blog/wp-content/uploads/2019/07/diy_camp_shelf_03.jpeg)
![](https://h110.info/blog/wp-content/uploads/2019/07/diy_camp_shelf_04.jpeg)
脚を開いたところの穴で 蝶ネジを締めて立たせます。
![](https://h110.info/blog/wp-content/uploads/2019/07/diy_camp_shelf_05.jpeg)
![](https://h110.info/blog/wp-content/uploads/2019/07/diy_camp_shelf_06.jpeg)
棚板のメッシュパネルをクリップに取付けます。
![](https://h110.info/blog/wp-content/uploads/2019/07/diy_camp_shelf_07.jpeg)
![](https://h110.info/blog/wp-content/uploads/2019/07/diy_camp_shelf_08.jpeg)
天板を乗せて完成です。
![](https://h110.info/blog/wp-content/uploads/2019/07/diy_camp_shelf_09.jpeg)
![](https://h110.info/blog/wp-content/uploads/2019/07/diy_camp_shelf_10.jpeg)
自作キャンプ棚の特徴
アルミの筋交(すじか)いでグラつき防止
これが 思っていたより全然グラつかない、大成功でした。
アルミなので軽いし加工も簡単。
軽量、折りたたみという条件下では かなり良い選択かと。
欠点としては裏側からは邪魔になって物が取りにくくなってしまうことですね。
棚板はメッシュパネル
棚板は 水切りカゴなど 濡れたものも置けるようにメッシュパネルを使いました。
カインズで売ってる このメッシュパネルは、ダイソーとかでも売ってる 壁にかけて使うワイヤーネットみたいなフニャフニャなものではありません。
耐荷重 15kgと 棚板として使うのに十分な強度があります。
カインズにも フニャフニャのワイヤーネットも売ってるので 間違えないように注意が必要です。
○ カインズ メッシュパネル 30×60cm ¥498
× カインズ メッシュネット 30×60cm ¥198
棚板の支持
メッシュパネルの固定には ダイソーで売ってる配線固定用のクリップがピッタリ ハマります。
組み立てが簡単になるしつくるときの取付けも両面テープなので簡単です。
欠点は 見た目が悪いことですね。
![](https://h110.info/blog/wp-content/uploads/2019/07/diy_camp_shelf_14-e1562673352724.jpeg)
![](https://h110.info/blog/wp-content/uploads/2019/07/diy_camp_shelf_11.jpeg)
天板はシナ合板 厚さ9mm
天板は軽量化のため 薄めにしました。
乗っかったり、重たいものを乗せたりはしないので 9mmで十分です。
天板の固定は 脚の先端のダボに差し込みますが、板が薄いので天板の穴は貫通させてます。
ちょっとでも見た目をよくするために 接合用のダボではなく、丸棒(ラミン棒)を使ってます。
自作キャンプ棚の材料と作り方
材料と寸法は以下の通り。
ネジ類は以下の通り。
- 蝶ネジ M4 10mm ×2
- 鬼目ナット M4 10mm ×6
- ネジ M4×3
- 袋ナット M4×1
- ワッシャー M4
① 脚の材料をカットして ダボで接合
脚 縦板と 脚 横板を 1×4から切り出して ダボで接合します。
完成してから使ってみて思ったのは、真ん中の横板のかわりに 丸棒を 2,3本付けて シェラカップとかを 掛けられるようにした方がいいかもです。
横板は強度的には 上と下にだけあればいいので。
② アルミ筋交い
アルミ板は 端から 8mmの位置と、真ん中(端から400mmの位置)の3か所に 穴をあけます。
真ん中をネジと袋ナットで止めます。間にワッシャーを入れるのを忘れずに。
③ 脚に 筋交いを取付け穴をあける
脚の下から20mmくらいの位置に穴をあけて鬼目ナットを埋め込み、筋交いをネジで固定します。
ここもワッシャーを忘れずに。
![](https://h110.info/blog/wp-content/uploads/2019/07/diy_camp_shelf_16.jpeg)
![](https://h110.info/blog/wp-content/uploads/2019/07/diy_camp_shelf_17.jpeg)
脚の幅が 60cm+4mm くらい(60cmピッタリだとメッシュパネルが入らない)の位置まで開いた状態で、筋交いの上側の穴の位置で 脚に穴を開け鬼目ナットを埋め込みます。
④ 脚の上端にダボ、天板に穴あけ
脚の上側の木口の中心に 点を書き、脚 4か所の距離を測ります。
その距離通りに天板にも印を付け 穴をあけます。見える場所なのでバリが出ないように注意。
ダボマーカーを使わないのは 前後左右 同じ間隔にしておけば 天板の向きを気にしなくて済むからです。
脚の木口に穴をあけ、ボンドをつけて 長めに切ったラミン棒を接着します。
ボンドが乾いたら天板をセットして、アサリのない鋸で 飛び出したラミン棒をカットします。
![](https://h110.info/blog/wp-content/uploads/2019/07/diy_camp_shelf_10.jpeg)
⑤ ニスを塗ってからクリップを貼り付け
脚と天板にニスを塗ります。
クリップは 左脚は前側に、右脚は後側に 寄せて貼り付けるようにします。
たたんだ時にクリップ同士が ぶつからないようにするためです。
![](https://h110.info/blog/wp-content/uploads/2019/07/diy_camp_shelf_19-1.jpeg)
![](https://h110.info/blog/wp-content/uploads/2019/07/diy_camp_shelf_20.jpeg)
⑥ 閉じた状態で 筋交い固定用の穴を空ける
閉じた時に開かないように、筋交いがプラプラしないように、蝶ネジを無くさないようにするためです。
まとめ
というわけで、キャンプ用のキッチン台としても使える折りたたみ棚を自作しました。
材料費は ¥4,000しないくらいです。
ちょっと高い気もしますが、市販のキッチン台は 1万円くらいするので、それに比べたら全然安いですよね。
カインズでメッシュパネルを見つけたのが今回の収穫でした。
これを ユニフレームのフィールドラック みたいに使えないだろうかと模索中です。
何か思いついたらまた記事にします。