塗装嫌いが教える 失敗しない木材の着色とニス塗り【木工DIY】

コスト重視で 高度な技術のいらない 木工を解説してますが、塗装が好きじゃないです。

個人的には木材を切って組み立てるまでが木工の楽しさのピークなんですよね。

その後にやる 塗って、乾かして、磨いてを繰り返す作業は 苦痛で、つい手を抜きがちです。

そんな私が何回も失敗して たどり着いた塗装方法を解説します。

目次

ステインと つや消しのニスを使えば 失敗しない

塗装での失敗の代表は

  • ムラになる
  • 刷毛の跡が残る

です。

刷毛の跡はサンドペーパーで磨いてまた塗りなおせばいいですが、めんどいですよね。

これらを解決する方法を解説していきます。

ステインでの着色ならムラになりにくい

木材に色を付ける方法は2種類あります。

  • 木材の上に色をのせる → 着色ニス
  • 木材に色をしみ込ませる → ステイン

ムラになりにくいのはステインです。

着色ニスがムラになる理由

木材の上に色をのせる着色ニスでは、全体を均一に塗らないと塗装の厚さに差がでてしまい、これがムラとして見えてしまいます。

着色ニスは透明なので、下の図のように厚さがあるところが濃く見えてしまうわけですね。

ステインがムラになりにくい理由

ステインは液体に粉が溶けていて、それが木材にしみ込むイメージの塗料です。

ステインは刷毛で何往復しても しみ込む液体の濃さは変わらないので、木材の色は濃くなりません。

乾いた後にもう一度塗ると、粉が追加されるので濃くなります。

そのため、乾く前に全部塗ってしまわないと 重ねて塗ったところが濃くなり、ムラになってしまうことだけ注意が必要です。

ニスはつや消しを使う

ステインで着色したら ニスで仕上げます。

ここでのポイントは つや消しを使うことなんですが、つや消しだと刷毛の跡が目立たなくなります。

理由は下の画像の通りで、つや消しはあまり光が反射しないから。

あと、ニスを水で10%くらい薄めてサラサラにしておくと、刷毛の跡の山ができにくくなるので、効果的です。

ニスは水性ウレタンニスがオススメ

ニスには水性と油性があります。

水性ウレタンニスの特徴は下記のとおりです。

  • 油性ニスと同等の塗膜の強さ
  • 水でじゃぶじゃぶ洗える
  • 食品衛生法にも適合していてお皿とかにも使える
  • 若干 値段が高い

値段的には 油性ニスの方が安いんですが、油性ニスは

  • 臭いがキツイ
  • 水道で流せない
  • 有機溶剤で刷毛を洗わなければならない
  • ニス自体は比較的安価だが有機溶剤のコストがかかる

といったデメリットがあり、臭いは我慢したとしても 後片付けが非常にめんどいので、私は使ってません。 塗膜は丈夫なんですけどね。

水性ウレタンニスは若干 値段高めですが、油性ニスの有機溶剤分のコストも考えたら同じくらいかもです。

あと 「ウレタン」がついてない「水性ニス」というのもあるので注意してください。

これは乾いても塗膜が柔らかく、ベタベタするので話になりません。

ニスではなくオイルフィニッシュという選択肢

他にはくるみ油やワトコオイルのような乾く油でコーティングする、オイルフィニッシュという手段があります。

ニスの方が塗膜の耐久性があるんですが、木の質感はオイルフィニッシュの方が残ります。

そこは好みですね。

私はめんどくさがりなので、塗膜がすり減って再塗装とかしたくないので、なるべく塗膜が強いニスを使っています。

塗装の手順とニスの節約方法

塗装の具体的な手順を解説していきます。

  1. 木材の表面をサンドペーパーで整える
  2. ステインで着色
  3. 下塗り
  4. ニス塗り 1回目
  5. ニス塗り 2回目

1. 木材の表面をサンドペーパーで整える

塗装をする前の下地作りは超重要です。

めんどくさいですが、ここを怠けると後悔します。

ニスを無駄に使うことになり コストが上がってしまうので キッチリやりましょう。

使うのは 320番のサンドペーパーで、触ったときにザラザラしないぐらいに研磨します。

表面がよっぽど粗い場合は、120番→240番→320番 のように 徐々に上げていくと効率よく作業ができます。

2. ステインで着色

木材そのままの色で仕上げる場合は ここは飛ばして下さい。

ステインはそのままでも使えるのですが、水で薄めて2,3回に分けて塗ると のびが良くなって素早く塗れるのでキレイに仕上がります。

1回ではあまり色が入らないので、乾かしてから2回、3回と好みの色になるまで塗り重ねます。

3. 下塗りシーラーで ニスを節約

小さい作品なら ここでニスを塗ってもいいんですが、最初の 1回目は 木材がニスを ガンガン吸い込むので、大型の作品の場合はニスを大量に消費してしまいます。

水性ウレタンニスはちょっと高めなので、なるべく使用量を節約したいところ。

ニスの下塗りとして、「下塗りシーラー」を使います。

下塗りシーラーは水性ウレタンニスに比べると だいぶ安いので、これをを先に塗って ニスの使用量をおさえるわけです。

下塗りシーラーはかなりドロドロしているので、2~3倍に薄めて使いましょう。

薄めても重ね塗りはしなくてOKです。

下塗りシーラーが乾くと木の繊維が逆立って少しざらつくので、サンドペーパーで磨きいておきましょう。

ここも怠けちゃダメです。

4. ニス塗り 1回目

水性ウレタンニスは原液そのままで使える となってますが、10%くらい水で薄めると のびがよくなって 作業性がよくなりますし、刷毛の跡が残りにくくなります。

乾燥時間は 2時間くらいおいた後、表面をサンドペーパーで研磨します。

このとき削りすぎに注意してください。

端材にサンドペーパーを巻き付けて凸凹をなくすように撫でる感じでやると表面が平らに仕上がります。

5. ニス塗り 2回目

1回目と同じように 10%くらい水で薄めたニスを塗って乾燥したら完成です。

最後は研磨は必要ありませんが、表面の滑らかさが足りなかったら、研磨→ニス→乾燥 を繰り返しましょう。

塗装は手間はかかるけど 根気よくやりましょう

塗装が好きではないので、なるべく工程を減らした結果がこの手順です。

それでも結構めんどくさそうに見えますかね?

塗装はちゃんとやっておかないと、その後の耐久性が全然違ってくるので、せっかく作った作品を長く使うために怠けずにやりましょう。

要点さえ おさえれば難しくも失敗もしないので。

スポンサーリンク
よかったらシェアしてね!
目次
閉じる