板を100mm幅で切りたいのでケガキ線を引く、そんなとき端から100mmに目印、別の場所でも端から100mmに目印をつけて線でつなぐ、ってやりませんか?
このやり方だと完璧に平行になってる自信ないですよね。
板の端と平行な線を簡単に、正確に引くための道具を紹介します。
シンワ 曲尺用ストッパーが便利すぎる
さしがねに付けるストッパーが測定器で有名なシンワから出ていて、これがめちゃくちゃ便利でオススメです。
曲尺用ストッパーの特長
さしがねに差し込んでからネジで固定して、ストッパーを板の端に当てることで、板の端から一定の距離で線を引けます。
ストッパー付きの直尺もあって 私も長年愛用しているんですが、それのさしがね版、というだけでなく より高機能なものといった感じのものです。
曲尺用ストッパーの使い方
実際どういう風に便利なのか、色々な使い方ができるので紹介します。
板端から平行な線を引く
これが一番ベタな使い方で、板の端に当てたストッパーをスライドしていけば板の端と平行な線が書けます。
あと よくやる使い方としては、木材を同じ長さで何本もカットしたいとき、ストッパーを固定しておけば毎回全く同じ距離で線をひくことができます。
板端と直角な線を引く(スコヤとして使う)
材に当たる面が高さ8mm、幅66mmあって、面取りしてある面にも安定して当てられるので、スコヤと同等の使い方ができます。
そもそも さしがね単体で直角に引けるでしょ?と思うかもしれませんが、さしがねで直角に線引くのって意外と難しくないですか?
私はさしがねで引いた直角の線に自信が持てないので毎回スコヤを使ってます。
でもスコヤだと長さが足りないときがあるんですよね。そんなときにも重宝します。
板橋と45度の線を引く
ストッパーの斜めの面を当てると45度の線を引くこともできます。
丸棒の直径をはかる
ノギスみたいにコンマ何ミリとかの測定はできませんが、ミリ単位なら。
ハイトゲージとして使う
身長をはかるやつみたいに地面からの距離を測ることができます。
上の画像のストッパーを上下を逆に付けて、棚を軽く支えながら位置を決めるときなんかにも使えます。
曲尺用ストッパーのイマイチなところ
板の端から15mm以下の線は引けない
これはまぁしょうがないんですが、さしがねの一番奥までストッパーを寄せたらそれ以上はいけないので、15mm以下の平行な線は引けません。
15mm以下はストッパー付きの直尺を使いましょう。
プラスチック製
金属製の直尺ストッパーはスルスル動くんですが、この曲尺ストッパーはプラスチック製なので滑りが悪いです。
滑りが悪いこと自体はそこまで問題じゃないんですが、削れて精度が悪くなりそうな感じもします。
金属製のストッパーもありますが、高いんですよね。
まとめ
曲尺ストッパーは平行に線をひけるだけでも十分便利ですが、それ以外にも色々な使い方ができます。
プラスチックのものは安いし、持っていて損はしない道具ですよ。