ファミリーキャンプでカセットコンロってどうなの?【キャンプ用との違い】

「家で鍋するときとかに使うカセットコンロって、キャンプで使えないことはないだろうけど何か不便とかあるの?」

こんな疑問にお答えします。

我が家ではキャンプを始める前から災害用として買っていた カセットコンロをずっと使い続けています。

その経験からカセットコンロの良いところ、不便なところをキャンプ用のツーバーナーやシングルバーナーとの比較を交えつつ解説します。

目次

カセットコンロはキャンプで普通に使える

見出しで結論を書いてますが、大きな問題はなく普通に使えます。

カセットコンロを使ってるファミリーキャンパーもよく見ます。

ただ、家と違って外に持って行って使うので、おさえておくべきポイントが3つあります。

  • 風対策が必要
  • 寒いと火がつかない
  • 収納と持ち運び

この辺に最適化されたものがキャンプや登山向けののアウトドア用コンロです。

逆にこれらの対策や使い方次第で普通のカセットコンロでも問題なく使えるということです。

ちなみにウチの使ってるのはコレ↓ですが、もちろん普通に使えてます。

風対策が必要

普通のカセットコンロは屋内での使用を前提としてるので、風に弱いです。

風が吹くと すぐ消えたり、火がつかなかったりも。

キャンプでは雨より風の方が厄介なんです。

すでにカセットコンロを持ってるなら下記のような風除けを設置するだけでOK。

これからカセットコンロの購入を考えているなら風に強いタイプもあります。

下記のコンロはケースもついてるし良さげです。

ちょっと高いですが。

寒いと火がつかない

そもそもですが、カセットボンベって寒いと火が付かなかったり、火力が弱くなるんです。

理由は、缶の中のガスは周囲の熱を奪って気化するので、気温が低いと気化できなくなるから。(これをドロップダウン現象といいます)

アウトドア用のものは 寒くても安定した火力が出せるようにコンロ側で対策してあって、代表的なものだとSOTOのマイクロレギュレーターが有名です。

とはいえガス側の問題が大きいので、冬にカセットコンロを使うならハイパワータイプのボンベを使いましょう。ハイパワータイプは成分にプロパンが含まれていて寒い中でも比較的火力が安定するようです。

収納と持ち運び

アウトドア用のシングルバーナーは手のひらに収まるサイズで、持ち運びが楽で場所もとりません。

それと比べるとカセットコンロは大きいです。

とはいえファミリーキャンプならそれほど気にする問題ではないかと。
それほど重くて大きいわけでもないので。

登山とかバイクでのソロキャンプには 大きさと重さは重要な問題ですけどね。

持ち運びの点で ひとつだけあるとすれば、ケース付きのものがいいです。

ウチは買った時のダンボールに入れて持ち運びしていてボロボロなので。。

カセットコンロはむしろ良い選択まである

カセットコンロをアウトドアで使う際に気をつけるポイントを書いてきましたが、そこさえおさえておけばカセットコンロは積極的に選択する理由さえあります。

カセットコンロはバランスがいい

カセットコンロ以外の選択肢であるツーバーナー、シングルバーナーとの比較を表にしてみました。

タイプ料理しやすさ大きさ重さ価格

ツーバーナー

4〜5kg

1〜3万円

カセットコンロ

1〜2kg

3,000〜10,000円

シングルバーナー

×

極小

0.3kg

5,000〜10,000円

ツーバーナーは コンロが二口あって 大きい鍋でも問題なく扱えるので、料理の面ではもちろん文句なし。

ただ 重く、大きさがあり、価格も高いので マイナス面も大きい。

経験上、重たい、めんどくさいアウトドア用品は使わなくなる可能性が高いので、いきなりツーバーナーから入るのはリスクが高いと思います。

シングルバーナーは軽くコンパクトで価格もそれほど高くないんですが、小さい分 大きい鍋とかフライパンを振って使うのには向きません。

カセットコンロは このふたつのちょうど間といった感じ。

大きすぎない程度の大きさで安定感があるので、大抵の鍋は問題なく使えます。

価格も安いので、とりあえずカセットコンロという選択が無難です。

カセットコンロとシングルバーナーの組み合わせがベスト

最初はカセットコンロがおすすめですが、やっぱりコンロがふたつ欲しくなることは良くあります。

たとえば ご飯を炊きながら 料理をしたり、朝に ホットサンドを焼きながらコーヒー用のお湯を沸かしたり。

それなら はじめからツーバーナーにした方がいいんじゃ……って思うかもですが、用途がお湯を沸かしたり米を炊いたりで基本放置プレイなので シングルバーナーで十分。

シングルバーナーはメインにするには頼りないけど、サブとしてならコンパクトで使わない可能性があっても常備しておけるのが心強い。

料理用にカセットコンロ、湯沸かし用にシングルバーナーこの組み合わせがファミキャンにはベストです。

雨の日でも焼肉できる

この使い方がカセットコンロをおすすめする一番の理由です。、キャンプといえば炭火でバーベキューですが、雨のときにタープの下で炭を使うのはちょっと心配。

テントやタープに火の粉が飛んで穴開いたら最悪ですからね。

雨のときになんぁキャンプに行かないと思っていても意外と雨に降られることはあります。

というのは キャンプ場のキャンセル料は一週間前から発生するところがほとんどなので、一週間あれば天気予報が変わることは全然あるので。

それに人気のキャンプ場の場合何ヶ月も前から予約しないと取れないので天気を選べない

カセットコンロに焼肉プレートをセットすれば雨の日でもタープ下でも安全に焼肉ができますよ。

まとめ:とりあえずカセットコンロからはじめよう

ファミリーキャンプでカセットコンロってどうなのか解説しました。

カセットコンロのイマイチな点は

  • 風と寒さに弱い
  • 収納と持ち運びがちょっと不便

これくらいなので、そこさえおさえておけば普通に使えます。

むしろカセットコンロは

  • 安い
  • 幅広い使い方ができる

という良い点もあるので、とりあえずカセットコンロからはじめてみるというのは全然ありです。

カセットコンロだけだと足りないようならシングルバーナーを追加するというのが長期的なコスト面でも賢い選択かと。

というわけでカセットコンロからファミリーキャンプを はじめてみてはいかがでしょうか。

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