木にドリルで穴をあける時にバリは必ず出るものだと思ってませんか?
結論からいうと、よく切れるドリルビットならバリは出ません。
切れ味の悪いドリルビットを使っているとバリがでます。
かくいう私も木工初心者のときに1000円くらいで買った3mm〜10mmまでドリルビットセットを長く使っていました。
なんとなく高いドリルビットの方がいいのかなーとは思いつつも値段に見合った効果が得られるかわからなかったので、作品の見栄えに影響する場所では下記の記事の裏技でやっていました。
ですが、どうやら竹用ドリルビットがいいらしいとの情報を耳にしたので、試してみることに。
その結果は期待以上でした。もうこれ無しには戻れません。
実際に竹用ドリルビットで穴をあけてみた
竹用ドリルビットは下記のものです。
とにかく穴を見てもらった方が早いので早速画像をのせます。
左が竹用ドリルビットで、右が安いドリルビットであけた直径8mmの穴です。
右の穴の周りにわずかなバリがあるだけのように見えますが、拡大すると、
穴の中が全然違います。
安いドリルビットであけた穴(右側)は中がデコボコですが、竹用であけた穴(左側)は滑らかです。
切れ味がいいと穴がキレイだけじゃなく
よく切れるドリルビットだと他にもメリットがあります。
- 穴がずれにくい
- 疲れない
よく切れるので穴がズレにくくなります。
ズレる原因は木目の硬い部分にドリル先端が流されるためですが、その硬い部分もサクサク切れてしまうので切断抵抗が小さく狙ったところに入っていきます。
また、よく切れるので力を入れなくてもスムーズにドリルが入っていきます。
安くて切れないドリルだと木材に力いっぱい押し付けて押し切っているような感じで疲れますが、これだと押さなくていいので疲れません。
竹用ドリルビットのデメリット
高い
セットのものだと一本200円以下ですが、竹用は径にもよりますが一本1,000円くらいします。
全てのドリルビットを竹用で揃えようとすると結構な金額になってしまうので、とりあえず木工でよく使う 8mmと6mmだけ持っておくのがいいと思います。
短い
全長80mmで、刃の部分は35mm、チャックまでは45mmくらいです。
ツーバイ材(厚さ38mm)はいけますが、それ以上はムリです。
あと下記ののようなタイプのドリルガイドを使っている場合は長さが足りない可能性が高く、注意が必要です。
(このタイプのドリルガイドはオススメしませんが一応)
ただ、短いのは一概にデメリットかというと、そうでなかったりもします。
このスターエムの竹用ドリルビットは径12mmまでは全て全長80mmで同じ長さなので、サイズ違いでも同じ感覚で使えます。
通常ドリルビットは径が大きくなると長さも長くなるので、中心を狙いにくかったり、深さの感覚が変わったりしますが、径が変わっても同じ長さというのは結構使いやすいです。
まとめ
正直こんなに違うと思ってませんでした。
もっと早く買っておけばよかったと逆に後悔。
とりあえず試しで 8mmだけと思って買いましたが、すぐにAmazonで 6mmと10mmもポチりました。
実際使ってみたあとでは、バリが出たり、穴がずれて失敗してやり直す時間と材料のコストを考えると、そこまで高くないようにも思います。
今1,000円くらいのセットのものを使っている人はぜひ試してみてください。
買って後悔しないですよ。