木を使ったDIYで必ず必要になる木材のカット。
ソーガイドを使えば 誰でも まっすぐきれいにカットできます。
ソーガイドシリーズの中でも一番 汎用性のあるソーガイドFの基本的な使い方と、角度の調整方法について解説します。
ソーガイドF鋸セットの中身
セットの中身は下の画像のとおりです。
ソーガイド本体にのこぎりを差し込んで使うだけですが、用途によって付属品を使い分けます。
この他に「もでりん」という 3Dの図面作成ソフトのシリアルナンバーがついてます。
ソーガイドで 幅が狭い板を切る
本体に付属品を取付ける
位置決めストッパーを付けます。平行スライダーとつまみは付けません。
位置決めストッパーは左右どちらでも付けられるので、右利きでも左利きでも大丈夫です。
ソーガイドの設置と切断
木材の切る位置に線を引いてから、木材に位置決めストッパーを押し当てつつ ソーガイドをのせます。
ダミープレートを差して、ダミープレートと線が一致するようにソーガイドの位置を合わせます。
ダミープレートを使うことで切断位置を正確に調整できます。
クランプでソーガイドを固定したら、ダミープレートと のこぎりを入れ替えて切断します。
切断面は下の画像の通りキレイに切れます。
切断時に のこぎりが左右にブレないので 1mmの厚さにも切れます。
木材の幅は 1×6がギリギリ
SPFの1×6(幅140mm)だと プレートから はみ出てしまうので あまり良くないんですが、切り始めを慎重にやればギリギリいけます。
それ以上の幅の切断については 次の項で解説します。
平行スライダーを使って幅が広い板を切る
位置決めストッパーを外して 平行スライダーと つまみを付けます。
木材の切る位置に線を引いた後、そこから 約155mmの位置に 定規(または まっすぐな木材)置いて両端をクランプで軽く締めます。
ダミープレートを差したソーガイドを置いて、定規に沿ってソーガイドをスライドさせたときに 常にダミープレートが線の上に のるように定規の位置を調整してから クランプを完全に締めて固定します。
定規にソーガイドを押し当てながらスライドさせ切断します。
ソーガイド・エフの角度調整
90度に調整するときは 付属のソーガイドゲージは絶対に使ったらダメです。
ソーガイドゲージは角度を自由に変えられるので 完璧な90度が出ないからです。
さしがねかスコヤを使いましょう。
先に水平方向の角度を調整する
直線が出てる板にスコヤで90度の線を引いておいて、それにダミープレートを合わせるように調整すると簡単です。
ダミープレートに さしがねやスコヤを直接押し当てて調整すると ダミープレートが たわんで精度が出ません。
次に傾斜角を調整する
プレートにスコヤを当て て90度にしてからネジを締めます。
次に いらない木材で試し切りをして 切断面の角度を確認し、90度になってなかったら 調整 → 試し切り を繰り返します。
というのも スコヤ通りに90度にしても切断面は90度にならないからです。
切断面の角度の確認をしつつ、下の画像のように上側はさしがねとプレートが当たってるが、下側は当たってない状態に調整すると切断面が 90度になります。
なので 一発で合わせるのは まず不可能で、試し切りは必須です。
切断面の90度の確認方法
カットした木材の一方を裏表 逆にして切断面を合わせます。
下の画像のようにぴったり合っていないと、強く押し当てたときカタカタ動きます。
この方法だと 例えば角度が1度ずれていたとすると、両方の切断面で合わせて 2度のずれになり 2倍の精度で確認できるので、さしがねや スコヤを直接 当てて確認するよりオススメです。
ソーガイドは素人には必須アイテムです
ご覧いただいた通り ソーガイドはガッチリ固定した後に のこぎりを前後させるだけなので 誰でも まっすぐきれいに切断できます。
ソーガイド・エフは角度の調整が少しめんどくさいですが、使ってるうちに慣れるし 絶対 角度も変えたくなるので、シリーズの中で一番汎用的なエフがおすすめです。