2ヶ月で300点上がった!とか 口コミを見たりもしますが それ本当?一日 8時間とかやってんじゃないの?って思ったりしてませんか?
TOEIC 400点台の私が スタディサプリ ENGLISHの TOEICテスト対策 ベーシックプランを半年間 35分ずつやってみたので リアルな効果を解説します。
先に結論からいうと、500点以下の人なら スタディサプリを 一日 1時間を 2ヶ月やれば 100点アップくらいは割と現実的だと思います。
スタディサプリを6ヶ月やった効果は 65点アップでした
点数としては 490点 → 555点 です。
一応 証拠画像を貼っときます。
半年もやって そんなもんかと思われるかもしれませんが、半年の理由はちょっと特殊なのでそのあたりを最初に説明します。
6ヶ月間 毎日35分の理由
スタディサプリ ENGLISHの TOEICテスト対策 ベーシックプランは 月額2980円かかります。
それが 今回 会社から6ヶ月分の受講料 全額補助が出ることになったので受講しました。
但し、6ヶ月間で 100時間以上やらないと 補助が出ないというノルマ付きなので、自腹にならないように進めるためのペースが 100時間÷180日で、1日 約35分です。
始める前の英語へのモチベーションとレベル
- 英語ができるようになりたい気持ちはある(気持ちだけ)
- 単語覚えるの超苦手、文法も嫌い
- TOEIC本番でちゃんと理解して答えてるのは各パートの最初の方だけ
- 中盤は雰囲気で回答、後半は勘
- もちろん Part7(リーディングの最後の長文)は半分も終わらない
要するに 英語できません。
でも、TOEICのスコアが昇格に必要だったり、年に1回くらい海外出張があったりで、英語は勉強しなきゃいけないのはわかってるけど やってない、そんな感じでした。
なので やらなきゃいけない状況に追い込んでみようと。
6ヶ月間のやる気 推移
1ヶ月目:たった 35分でも割としんどい。毎日やりはじめるときに気合が必要。
2ヶ月目:慣れてくる。気合なしで開始できる。
3ヶ月目:やらないと罪悪感(この時がピーク)
4ヶ月目:飽きる。
5,6ヶ月目:消化試合。
こんな感じなので、たぶん 身になったのは最初の3ヶ月です。
3ヶ月目は 35分どころか 1時間以上やった日も結構ありました。
ですが そこがピークで、最後の方は完全にやっつけで100時間を消化しました。
スタディサプリの内容
以下の 4項目があります。
- パーフェクト講義
- パーフェクト講義 – 英文法編
- 実戦問題集、実践問題集NEXT
- TEPPAN英単語
ひとつずつ解説していきます。
パーフェクト講義
断言しますが、スタディサプリへの課金の 9割はこの講義の価値です。
カリスマ予備校講師の関先生が TOEICの各パートの概要と学習方法、実際に例題を通してポイントを動画で講義してくれます。
例えば「being」と「been」の聞き取りの違い等を解説してくれるわけですが、めちゃくちゃ わかりやすいです。
それだけでなく、講義という形なので、取り上げたこの問題の重要さというか、温度感みたいなものが伝わってきて、自然とここは覚えなきゃという姿勢になって記憶に残りました。
あと、「これは800点以上の人でも間違えます」みたいな解説もあるので「じゃあ、今は無理に覚えるのはやめよう」という判断ができて効率よく(?)覚えられます。
おそらくこの講義を「悪い」と評価する人は ほとんどいないのではないかと。
「悪い」評価がなくても「(月額が) 高い」と感じるかどうかが焦点になってくると思いますが、それは後で。
パーフェクト講義 – 英文法編
同じく関先生の動画での講義になりますが、こちらはTOEIC攻略に必要な英文法をひとつずつ説明してくれます。
これは文法編に限らずですが、覚え方や語句の由来などの補足情報を添えて説明されるので、印象に残って覚えやすいです。
TOEICのベースの知識になるのでこれを最初にやった方がいいんですが、これだけで参考書一冊分すべての英文法が網羅されてるわけではないので、そこは注意です。
実戦問題集、実戦問題集NEXT
パーフェクト講義が一通り終わったら この問題集を進めることになりますが、内容はパーフェクト講義と同じで、Part1~Part7の例題をひたすら解いていく教材です。
途中いくつかの問題については講義動画での解説があります。
内容は追加され続けているので、長期間 課金してても新しい問題に取り組めるようにはなってますが、パターンは同じなので 飽きるかもです。
私は 4か月目に この実践問題集で飽きました。
TEPPAN英単語
一応 単語帳的なものもありますが、単語の学習法の講義動画だけ見て、他のTOEIC単語対策アプリか、本でやった方がいいですね。
特に高機能なわけでもないし、課金をやめたら単語復習できなくなってしまうので。
スタディサプリに 月額2980円の価値があるか
ここが本題ですね。
私は会社の補助の話が出る前から このスタディサプリは知っていたんですが、月額2980円はちょっと高いと思ってました。
だからそのときは 980円ならなーと思いつつ やらなかったわけですけど。
2ヶ月だけ集中してやるならコスパいい
一回体験した私の今の課金額に対する印象はこれです。
理由は以下の3つです。
- 1日 1時間やれば 2ヶ月で100点アップは割と現実的
- パーフェクト講義だけ集中してやる
- 課金した やらなきゃ感で英語学習を習慣化する
ひとつずつ掘り下げていきます。
1日1時間やれば2ヶ月で100点アップいけそう
今回 私が まじめにやったのは実質3ヶ月だとして、それで(8940円で)65点アップはちょっとコスパ悪い気がしますよね。
でも 点数の内訳としては リスニングが 60点アップで、リーディングが 5点アップでした。
というのも リスニングができるようになりたかったので、動画講義で解説のあった ディクテーションと シャドーイングという リスニングの学習法ばっかり やってたからです。
ちなみに関先生が言うにはリーディングの学習法は精読なんですが、これがどうも苦手で。。
その結果が リーディングは ほぼ変わらず、なので ちゃんとリーディングもやってたら 合計100点くらいアップしてたかも、と思ってます。
パーフェクト講義だけ集中してやる
英単語はやらないで、学習時間はすべてパーフェクト講義にあてます。
すでに書いたとおり、スタディサプリの課金価値の 9割はパーフェクト講義なので。
講義は ちゃんと机に向かって実際の授業みたいにノートを取りながら聞くのが学習効率がいいです。
ノートをとることで断然 定着しますし、課金を辞めても残りますからね。
スマホで隙間時間にもできることを売りにしてますが、それはやめた方がいいです。
講義を見て勉強した気にはなりますが、記憶には残らないからです。
英単語は月額課金が終わってから
他の TOEIC対策単語アプリとか本でやりましょう。
それなら1000円くらいで ずっと使えるので。
TEPPAN英単語の内容は「金のフレーズ」という単語帳に出てきた単語と同じものが多かったです。
同じTOEIC対策の単語帳なので、出てくる単語も同じになってくるのは当然といえば当然なのかもしれません。
課金した やらなきゃ感で英語学習を習慣化する
できるなら 1日 2時間の学習で 1ヶ月だけでやりきってしまうのも アリです。
でも 結構しんどいですし、一気に詰め込んで覚えるよりは、2ヶ月くらい毎日やって英語学習を習慣化すると今後につながると思います。
実際 私は 3ヶ月目には やらないと少し罪悪感が出るくらいになりました。
何かを会得するには習慣化するのが最強です。
習慣化するには 最初の期間は やらなきゃいけない環境をつくるのが手っ取り早い手段です。
スクールに通うと思えば格安
課金すると「課金したんだからやらなきゃ」という感じで自分を追い込めます。
他に環境をつくる方法としてはスクールに通うという方法もありますが、時間と場所の制約もあってめんどいし、何より月額2980円以上 余裕でかかっちゃいますよね。
そう考えると、参考書よりは高いけどスクールよりは安いっていう価格設定にも納得できます。
実際、講義は授業を受けてるみたいですし。 質問はできませんが。
参考書と問題集を買っても 5000円くらいかかる
スタディサプリは リスニング、文法、長文読解を実際のTOEICの問題形式で学習していきます。
これと同じ内容を自分でやろうとすると 参考書と問題集を買うことになるので、参考書 2000円、問題集 3000円くらいするので 結局 5000円くらいかかってしまいます。
なので 2ヶ月の課金なら 参考書と問題集をやったと思えばそんなに高くもないんです。
スタディサプリはちゃんとやれば確実にTOEICの点が上がる
繰り返しになりますが、スタディサプリTOEIC対策なら 2か月間 1時間ずつやれば 100点アップは割と現実的です。
アプリにしては高額に思える課金額ですが、2ヶ月分なら 参考書+問題集とそんなに費用が変わらないし、動画での講義は参考書より遥かにわかりやすいので 実はコスパ良いです。
課金額以外に あえてデメリットをあげるなら、楽して英語ができるようになる類の教材でなはいということ。
それなりに学習意欲がないと点数には つながらないです。当たり前といえば当たり前ですが。
逆にいえばちゃんとやれば確実に結果が付いてくる教材なので、本気でTOEICの点数を上げたい方には 強くおすすめします。