VBAはエクセルを操作するプログラミング言語です。
マクロと呼ばれたりもするので こっちの名前で聞いたことあるひともいるかもしれませんね。(厳密には違うものですが、ここではスルーします)
VBAは言語仕様が古いし、汎用的な言語でもないし、IT企業に就職できるわけでもないのに おすすめする理由を説明します。
プログラミング学習は割と挫折する
一番大きな理由はこれです。
何かつくりたいものがある(目的)、つくらなきゃいけないという状況(責任)なら続けられると思いますが、大半のひとはそうじゃないですよね。
そもそも、つくりたいものをイメージするには プログラミングで何ができるかを ある程度理解してないといけないというジレンマ。
言語選びで悩む
プログラミングで言語選びは重要ですが、最初は数ある中でどの言語を選んでいいかわかりません。
ググってみても「やりたいことによって言語を選べばいい」みたいな説明。
でも これは実際そうなんです。
例えばフランスに行くってなったらフランス語を勉強しますよね?
イタリア語を勉強しようとは思わないです。
これと同じで、iOSのアプリをつくりたい → Swift というように、行先(目的)によって言語は決まります。
なので つくりたいものがないということは、その国に行く予定がない → 言語学習のモチベーションが上がらず挫折、という構図になりがちです。
環境構築が必要
これも結構 挫折ポイントです。
プログラミングをはじめるには 統合開発環境(IDE)とよばれるものを準備しなきゃいけません。
インストール、設定するのによくわからん用語がいっぱい出てきてハードルを感じ 挫折します。
VBAからはじめるメリット
できることをイメージしやすい
コレに尽きます。
普段から使ってるエクセルなら できることをイメージしやすいので、ある程度学習を進めると つくりたいものが 出てきやすいです。
つくりたいものができると、
こういう処理をしたい → ググる → やってみる → またググる
という感じで学習スピードが上がります。
これを繰り返して引き出しを増やしていくのが一番近道です。
開発環境と学習環境
開発環境はエクセルと一緒にインストールされてるので、改めて用意する必要はありません。
学習面でも エクセルなので、会社で仕事中に “効率化” という大義名分をつくって勉強できます。
周りからの評価が上がる
VBAができると会社で「プログラミングできるヤツ」と同時に「エクセルめっちゃできるヤツ」のポジションを獲得できます。
VBAができると、「バラエティもできる俳優」みたいな感じで社内での希少価値が上がって重宝されます。
ひとつ覚えれば他の言語も入りやすい
これもさっきの語学学習と一緒で、英語ができない人より、英語ができる人の方がフランス語も覚えが早いように、プログラミングも 2つ目は かなり入りやすくなります。
英語できないので、知らんけど。 でも多分そんな感じ。
というわけでVBAをおすすめします
たぶん本職のガチプログラマーはVBAは勧めないと思います。
最初から使い道の決まってない汎用的な言語を覚えるより、身近で使い道のあるVBAでプログラミングの方がモチベーションを保てます。
すぐにIT業界に転職したい!とかでなければ、とりあえず 簡単にはじめられるVBAから ゆるい感じで はじめて、自分の可能性を増やしておくといいと思います。