社会人になって だれもが最初に教わる報連相。
報告と連絡は基本 一方通行ですが、相談は相手から意見を引き出す必要があるので結構難しいものです。
やり方を間違えれば 答えが出ないまま 時間だけが過ぎてしまうこともありますよね。
上手な相談できてますか?
相手依存の他力本願はダメ
相談するときの姿勢として一番良くないのが他力本願です。
例えば
困り事発生 → 「どうしたらいいですか?」
相手に丸投げで、ここに思考はありません。
相談は相手に意見やアドバイスを求めることなのに、相談という名目で相手に判断を押し付けていますね。
他力本願では自分も相手も損する
具体的には以下の4つです。
- 状況把握から解決 に至るのまで時間がかかる
- 時間が奪われるので次は相談に乗りたくない
- 何も考えてないやつと思われる
- 自分自身が成長しない
知識や経験が足りないから 人に相談するわけですが、だからといってそれが無思考でいいってことにはなりません。
知らない=考えなくていい ではないですよね。
とにかく自分で考える
良い相談の仕方は
困り事発生 → 調べる → 自分なりの答えを出す →「こう考えたんですがどうでしょう?」
です。
この相談の仕方だと
- 人の時間を奪わない
- 的確な意見が返ってくる
- ちゃんと考えてるやつと思われる
- 自分が成長する
に なります。
まずは調べましょう
相手の立場になって考えましょう。
ちょっと調べればわかることなのに わざわざ聞きにきたら正直 鬱陶しいですよね。
でも不安だったりテンパってると意外とできなかったりするので。
自分の考えを用意する
自分では解決できそうもないから相談するわけですが、それでも できる限り考えて何でもいいので自分の案を絞り出しましょう。
そうすると相手に説明するときは、必然的にその状況や前提も順序立てて説明することになるので、相手は内容を理解しやすくなります。
そして 自分の考えが正しければ それだけで済むし、間違ってたとしても その考えに対して的確な意見をもらえ、そこから学ぶことができます。
つまり 自分が考えた事の正解不正解は問題ではなく、相手の意見を引き出すためのきっかけを用意することが相談では重要になります。
会議を開くときも同じです
自分では何も考えてないで 人数さえいれば誰かが何か言ってくれるだろうという考えで会議を開いた場合、大抵意見は出ません。
最悪の場合、ただただ無言で時間だけが過ぎていくこともあります。
自分が他力本願なら みんなも他力本願だからです。
0を1にするのは難しい
何もない 0の状態から 1を作り出すには ものすごくパワーが必要です。
それを急に集められた人たちにやってもらうのは難しい話です。
でも 1を 2にしたり、10にするのは割と簡単にできるものです。
人数は 1を 10にするために使いましょう。
それでも何も考えが出ないときは
相談しましょう。
もちろん 一通り考えた上で です。
ひとりで考えていても解決できない問題もあります。
時間をかけても考えた時間は本人の経験になりますが、それ以上は時間の無駄になってしまいますから。
スピード感が重要なこともあります。
その辺のバランスは難しいところですが。。
自分なりの答えが出ないまま相談するときは、きちんと説明できるよう整理して、考えたけど違うと思った内容を種に相談すれば、全く何もない状態で相談するより 200% 有益な相談になります。